春畑セロリ&北島直樹著の教則本

「ジャズピアノやってるんだって~、じゃあちょっと弾いてみてよ~」なんて言われたとき、 「今はベースとドラムがいないから~」って言うんじゃ、あまりにも情けないじゃありませんか~。 言い訳なんかしないで、さっと気の利いた「ソロ」が弾けたらカッコいいって思いませんか?

というか、本来ジャズピアノを演奏する形式の一つが「ピアノトリオ」っていうだけのことです。 それに、ソロでの演奏ができないジャズピアニストなんていません。 でも、「さあ弾いて」って言われても、どうしたらいいのか分かりませんよね。

今までだったら、ピアノ譜(2段のヤツ)の曲集を参考にして「そうか、こうやってアレンジするんだ~」っていう練習方法が一般的でした。(というか、今でも王道です。) でも、ある程度の理論が分からないと、ただ楽譜を弾いただけになってしまいます。 どうして、そのアレンジをしたのかが重要なのに、それが分からないまま弾いても、それほど身にも付かないし、だいいち他の曲への応用ができません。

しかし、その割りにはこの「一人で弾くピアノ=ソロの弾き方」を説明した手ごろな教則本が少ないのです。 確かに、超初心者向きの超簡単なのはたくさん出版されています。 でも、ある程度は本格的でなくちゃね~ そんな「ソロでの弾き方」を学ぶのにちょうど良い教則本をご紹介します。


約20曲ほどのスタンダードに、とてもカッコいいアレンジが施されています。 そして、そのうちの数曲については、特に詳しくいろいろなアレンジで弾く方法を説明しています。 ソロの場合、ベース、コード、メロディーをたった一人で弾かなくちゃいけないけど、手は2本、さあどうする? この答えに、この教則本はズバリ、「3つある要素を、2本の手でゴマカシて弾きます」って完全に言い切っちゃってます。 今まで、そんなこと言っちゃう教則本ってありませんよね~でも、本当はソレが知りたかったのですよね。 しかも、その方法まで詳しく載っています。

月刊エレクトーン 2007年9月号別冊です。 内容としては、先にご紹介した「これなら弾ける!!ジャズピアノ」と似ています。 しかし、全く別な23曲が載っています。 表紙が新しいデザインに変わったようです。

月刊Piano 2005年4月号増刊です。 内容としては、先にご紹介した「これなら弾ける!!ジャズピアノ」、「やっぱり弾きたい!!ジャズピアノ」と似ています。 そして、やはり全く別な21曲が載っています。 ただ、これって出版されてからかなり経っているし、増刊号だし、もう手に入らないかもしれません。 残念ですぅ~ と思っていたら見つけました。 やっぱり、これいい本だから無くなっちゃうのは惜しいですよね。 表紙が新しくなって、先にご紹介した「これなら弾ける!!ジャズピアノ」と同じシリーズだってことが分かるデザインになっています。 多分、タイトルがまったく同じなので、私の持っているのと同じだと思います。 リハーモナイズの仕方とか分かりやすくてとても良い教則本なんです。

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