16.単位って使うとカッコイイ?

それでは、今回もぶんぶん飛ばしていくんでヨロシク~。

物を数えるときに、たいていのものには単位をつけます。 例えば、目の前にあるピアノは1台、2台、教則本は1冊、2冊とか数えます。

でも、「ビルが3個」とか「カラスが2個」なんて言ってる人を見かけたら、「あ~あ」とか思っちゃいますよね。 そんなわけで、2つの音の間隔を「白鍵盤、3個分」とか言うのはやめて、今日からは、カッコ良く「度数」を使いましょう。

度数

C を基準にすると、C とC の間隔を1度、C とD の間隔を2度、C とE の間隔を3度のように表します。 また、ローマ数字で、I、II、IIIのようにも表すことがあります。

それから、2つの音の間隔も「インターバル」って言った方が雰囲気がでます。 つまり、インターバルの単位は?の答えが「度」なのです。

では、C とE♭のインターバルは、何度でしょうか?

そう、♭3度あるいは、♭IIIですが、これ「ふらっとさんど」と発音しましょう。 半音少ない、あるいは半音多い度数を表すときには、♭や#を数字の前に付けます。 日本語では、増、減、長、短とかを付けて表しますが、それは必要になってから調べることにしましょう。

度数を「全音と半音の並び」で表すと以下のようになります。

度数全音と半音の並び
1度
2度上
3度上全全
4度上全全半
5度上全全半全
6度上全全半全全
7度上全全半全全全
8度上全全半全全全半

度数全音と半音の並び
1度
2度下
3度下半全
4度下半全全
5度下半全全全
6度下半全全全半
7度下半全全全半全
8度下半全全全半全全

それでは、C以外の音を基準とした場合はどうなるのでしょうか?

例えば・・・

F の4度上は何?

D の5度下は何?

E の♭7度上は何?

それでは、順に上の表と鍵盤を見ながら考えてみましょう。

F の4度上は?・・・4度上というのは、全全半なので、F全G全A半B♭になります。

D の5度下は?・・・5度下というのは、半全全全なので、D半D♭全B全A全Gになります。

E の♭7度上は?・・・7度は、全全半全全全で、E全G♭全A♭半A全B全D♭全E♭、その半音下のDになります。

5度圏(Cycle of 5th.)って、5度ずつ下降していくことだったんですね~。 よ~く考えてみたら4度ずつ上昇ってことです。

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