17.すべて度数で考える癖をつける

外から帰ったら、手を洗い、うがいをすると、かなりの風邪予防になるそうです。

なんというありきたりな書き出しでしょうか?本当に「あ~あ」って感じです。 きっと「コードなどを度数で考える良い習慣を身につけましょう」ってオチにしたいのでしょうね私は。 例えばこれが、「ピッ、ピッ、ピアノの中から~」みたいな始まり方なら、どんなに楽しいことか・・・

ということで、今回も地味~に始めましょうか。

前回の表を基に、メジャートライアドを度数で考えてみましょう。

Cメジャー(トライアド)の構成音は、C、E、Gの3つです。

  • C・・・1度、ルートとも言います。CがルートだからCメジャーなのです。
  • E・・・3度、ルートから全全
  • G・・・5度、ルートから全全半全

他のコードも見てみましょう。

Dメジャーの構成音は、D、G♭、Aで、やはり1度、3度、5度になっています。 つまり、メジャートライアドとは、1・3・5(いちさんご)で構成されたコードのことだと言えます。

そして、それぞれの構成音をオクターブ上下に移動させても、メジャートライアドの機能は変わりません。

C基本

1・3・5(基本形)

C1

3・5・1(転回形)

C2

5・1・3(転回形)

要は、3つの音が入っていればいいのです。こういうのを、ルートを一番下にした基本形に対して転回形といいます。 なんか、第1転回形とか第2転回形とか名称がついているみたいですが、特に名前は覚える必要はないみたいです。 「回転しても同じコード」ということだけが大事なので。

Cの練習

これを、Cから5度圏の順に12のコード全て練習します。当然、5度圏を逆方向にも練習します。

ひととおり覚えたら、メトロノームを100にして練習します。 これは、かなりハードな練習になりそうな予感がします。

ところで、右手はどの指で押さえるか?ですが、どの指でも自由です。 足の指だってかまいません。 そう練習しなくったって自由なのですから~。

私の場合、このようにしています。

  • 1・3・5 : 親・人・中
  • 3・5・1 : 親・人・薬
  • 5・1・3 : 親・中・薬

あとは、一心不乱に鍵盤を叩きまくるのみです。

それから、こういう練習のとき、サスティーンペダル(音が延びるペダル)は絶対に使いません。 理由は10万年早いからです。

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