18.少しは、先のことを考えている
さて、今日からサスティーンペダル踏みまくりです。 ってことは、前回から10万年たった。 ってことは、年齢が10万??歳。 ってことは、自分のことを「吾輩は~」とか、いきなり「グハハハハ」とか、ときどきミサをやったりとか。 なんかとっても大変そうなので、10万年たっていないことにします。 だから、まだまだペダルは使いません。 それでは、今回も始まり始まり。
前回の「いったいどの指で押さえるの?」ってのをもう少し考えるといたしましょう。 まあ、なんでもアリのジャズですから、自由気ままに好きな指で押さえたり、押さえなかったりすればいいんですけどね。
私も、以前はあまり考えずに、全てのトライアドコードを、「親・中・小」とかで押さえていました。
- 1・3・5 : 親・人・中
- 3・5・1 : 親・人・薬
- 5・1・3 : 親・中・薬
それが、いつの間にか、このように押さえています。多分これには深い理由がありそうです。
Cメジャートライアドの3音(トライアド)に+1音増えたのが、4音構成のC6(しーしっくす)とかC7(しーせぶん)とかCmaj7(しーめじゃーせぶん)のコードです。
それぞれの構成音は、次の通りです。
- C = C,E,G
- C6 = C,E,G,A
- C7 = C,E,G,B♭
- Cmaj7 = C,E,G,B
つまり、「共通する部分は同じ指で押さえた方がいいんじゃないの」ってことです。
回転型についても考えて見ましょう。例えば、C7などの7th(せぶんす)コードです。 せっかくですから、前回でやった度数で考えて見ます。
普通に押さえると、自然にこんな感じでになります。
- 1・3・5・♭7 : 親・人・中・薬(あるいは小)
- 3・5・♭7・1 : 親・人・中・薬
- 5・♭7・1・3 : 親・人・中・薬
- ♭7・1・3・5 : 親・人・中・薬(あるいは小)
トライアドを自由に押さえていると、この7thで押さえ方を大幅に変更しなくてはなりません。 ジャズピアノは、いっぱい覚えることがあるので、少しでも効率化を図っていった方がいいのではないでしょうか。
これらの、コードについては、そのうちに練習ノートで詳しく載せたいと考えていますので、今日のところはこのくらいで。 それから、小指を使っていないのは、親指のオクターブ上とか、メロディなどをトップノートで押さえるために残してあります。
本当に、「どの指で押さえるか?」なんて些細なことで、どうでもいいことです。 クラシックピアノをやってこられた方は、まったく考えないかもしれません。 しかし、もともと基礎的な技術を持たない私のような者にとっては、少し気になることなのです。
このような、小さな不安が少しずつ積み重なって、いっきに溢れだしたときには、もうなにもかもすべてのことに自信がなくなってしまいます。 自信がなくなると、さらにほかの些細なことが気になります。 こんなネガティブな連鎖をひき起こしてしまっては、もう練習どころではありません。 そんなときに、「誰かが言った」とか自分なりの理由付けがあると、それが上に登るための足がかりになってくれます。 不安と同様に自信もまた積み重なるもののようです。