33.イメージできることが大切だ

前回の、メジャースケール、もう覚えちゃいましたか? 「こんなの簡単じゃん」って思ったでしょうか?

ピアノを始めたばかりの方は、両手で弾くってところで、多分苦労されたのではないでしょうか? 私も、最初は大変でした。でも、だんだん慣れてくると、無意識で弾けるようになります。居眠りしながらでも弾けます。本当ですって。

このメジャースケールですが、ダイアトニックスケールとかいろいろな呼び方があります。 「ダイアトニック」っていう言葉には、もうちょっと複雑な意味もあるので、また別の機会にということで。

え~、このメジャースケールですが、「覚えるとこんなにいいことがある」ってのを、今回は説明しちゃいます。

「意味無いんじゃん」とか、「必要があるの?」なんて思っちゃうと、もう全然ヤル気がなくなっちゃいますからね。

例えば、楽譜の最初の部分にある、こんなの。

ふらっと4つある

実は、この部分を見た瞬間に、この曲のキーが分かっちゃうんですよ。

それでは、分かる人はご一緒に、せ~の「え~ふらっと」 そう、A♭です。

Fm(えふまいな~)って答えた人もOKです。平行調なので。 そういう天邪鬼な人、私は大好きです。

これは、「調号」っていって、その曲のキーを表したものです。

その前に、「曲のキー」ってわかりますか?

例えば、カラオケを歌っていてサビの部分で、喉から血が出るほど絶叫しなくてはならないとき、少しキーを下げれば凄く楽になりますね。 そう、それです。つまり、その曲のオリジナルキーがCだったら、1音分下げてB♭、2音半下げてGとか、そうやってキーを下げるのです。

では、先ほどの♭が4つあるのが、なぜA♭だってわかったかというと・・・

「5度圏」活用してますか?あの4度進行の丸いヤツ。 実は、あれっていろいろ使えるというか、意味があるというか。

時計回りで半周、C、F、B♭、E♭、A♭、D♭、G♭(F♯)。 ♭が1つずつ増えて行きます。だから♭系って呼ばれています。 Cは♭0コ、Fは♭1コ、B♭は♭2コ、E♭は♭3コ、A♭は♭4コ、D♭は♭5コというように。

逆時計回りでの半周、C、G、D、A、E、B、F♯(G♭)。 これは、♯系って呼ばれていて、やはり♯が1つずつ増え行きます。 楽譜の調号に♭が付いていれば、♭系のどれかってことが分かってしまうということです。

次に、前回のA♭メジャースケールを見てみましょう。 分かり易いように、鍵盤に印を付けました。

え~ふらっと

前回のメージャースケールの説明で、このように鍵盤に印を付けたものを載せようかと思ったのですが、やはり音を探して確認しながらの方が練習になるのではと思い、わざと載せませんでした。 別に、手を抜いた訳じゃありませんよ。本当ですよ。

この鍵盤の印を良く見ると、1オクターブの間に黒鍵を弾く箇所が4つあるのが分かります。 (「ラ♭」と、オクターブ上の「ラ♭」は同じと考えて。) 黒鍵の音は、先ほどの楽譜の調合で♭が付いている音と同じになることが分かると思います。(当たり前ですが) A♭メジャースケールが無意識に弾けるくらい覚えていれば、黒鍵を4つ弾くイメージがあります。 だから、♭を4つ見た瞬間にA♭ということが分かったのです。

それから、曲のキーがA♭なら、その曲の中でメロディーに使われている音の99%はA♭メジャースケールの構成音です。 つまり、これが分かっていれば、その曲のメロディーを弾くときに、とても楽になるというのは想像できると思います。

また、その曲が流れている間に、A♭メジャースケールの構成音なら適当に弾いたとしても、まったく違和感を感じません。 これって、ジャズの醍醐味でもあるアドリブを弾くときの、「基本中の基本」的な考え方です。

とにかく、メジャースケールを弾いて弾いて弾きまくって、頭のなかで鍵盤をイメージできるまで弾くことです。

ページのトップに戻る