36.疑惑のシーンはこれで決まり!

まだ、全然ジャズピアノの入口さえ見えていませんので、ちょっとペースをアップしたりしなかったりしていきま~す。

まず、このコードを「ジャ~ン」って弾いてみましょう。

しーでぃみにっしゅ

音が4つあるので、低い方からひとつずつゆっくりと弾いてみましょう。 それを何回も繰り返し、「タラララ、タラララ~」ほ~らサスペンスドラマの疑惑シーンの出来上がり~。

普段でも、「お前、オレのプリン食っただろう?」とか、「玄関の鍵、閉めてきただろうか?」ってときには、このコードを「タラララ~」って。 何気ない日常生活でも、いっきに緊張感が高まること間違いなしです。

しかし、こんなの「疑惑シーン」以外での使い道なんてあるの~なんて。そんなことありません。 トライアドやm7、7、maj7などからすれば、頻度はかな低いのですが、けっこう普通の曲なんかに、何気なく使われているものです。

このコード「ディミニッシュ」っていいます。 先ほどのコードは、ルートがCだと「Cdim」(しーでぃみにっしゅ)です。

それでは、12コード全てを載せておきます。

でぃみにっしゅこーど

次に、転回形です。いつものように順次、構成音を回転させて作っていきます。

でぃみにっしゅかいてん

上の転回形と、12コード表を交互に見てください。 そう、なんと1つ目の転回形はE♭dimと同じです。 2つ目は、G♭dimと同じ、3つ目は、Adimと同じなのです。

つまり、「Cdim、E♭dim、G♭dim、Adim」は同じコードということになります。 違いと言えば、4つの構成音のどれをルートにするかってことだけです。

他にも、「D♭dim、Edim、Gdim、B♭dim」が同じです。

「Ddim、Fdim、A♭dim、Bdim」も同じです。

と言うことは、12コあるけど、Cdim、D♭dim、Ddimの3コだけ覚えればいいってことです。

とは言っても、転回形も覚えないと実践では使えないので、12コ全て押さえられるようにしましょうね。 そのときに、同じものをまとめて覚えることにより、すこしでも楽ができるかもしれません。

それじゃ~今回は、こんなところで。

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