39.最後のひとつは哀愁を感じて
練習ノートが終わりってことではありません。基本コードが最後のひつとなのです。
今まで練習したコードは、メジャートライアド、マイナートライアド、maj7、m7、7、dim、aug、sus4 です。
そして、今回はm7♭5(まいなーせぶんふらとふぁいぶ)です。 正確に読みたい人は、「マイナー・セブンス・フラッテッド・フィフス」って発音してくださいな。 まあ、読み方なんてどうでもいいんです押さえられれば。
それから、ちょっと古めだったり、手書きの曲集や教則本では、「m7-5」とか、「-7♭5」とか、「-7-5」なんて書かれているものもありますが、同じことです。 ジャズでは、「m」とか「♭」を「-」(マイナス記号)を使って表すことが多いようです。
また、このm7♭5は、dimと構成音が似ていることから、「ハーフディミニッシュ」なんて呼ぶこともあります。 dimを「」で表すことから、このm7♭5をそのハーフ?という意味で「」という記号を使っていることもあります。
つまり、こういうことです。
また、とかのように♭5を上に書いてあるのもあります。
この、m7♭5ですが、J-POP、フォーク、歌謡曲などでは、時々使われる程度ですが、ジャズでは頻繁に見かけます。
m7の5度が♭しているぶん、ちょっとだけ複雑な音がします。 私としては、なんか哀愁を感じるんですけどね~。まあ、感じ方は人それぞれです。
実際に弾いて音の響きというか、感じを覚えておきましょう。
なんかコードの種類って本当にたくさんありますね~。 こういったコード表を作っていると、「もうダメだ~」とか「ついていけない」とか「絶対に覚えられな~い」なんて、そんな皆さんの声が聞こえてきそうです。
ということで、次回は、そんなコードを丸暗記できない人、必見の内容にします。では。