44.じじいの時計を弾くその1
大人の事情で、パブリックドメインであるアメリカ民謡の「Grandfather's Clock」にします。 邦題の「大きな古時計」が有名なので、多分知らない人はいないんじゃないでしょうか。
しかし、これ原曲と原詞は著作権が既に消滅しているパブリックドメインですが、超有名な訳詞のほうはまだ保護期間中(2034年12月31日まで)だとか。声高らかに歌うときは、原詞あるいは鼻歌にしましょうか~。
と言うことで、「右手と左手のパート分け」のいちばん簡単な方法を説明します。 多分長くなるので、2回くらいに分けたいと思います。
まず、最初は左手でコードを弾くパターンからです。 でも、基本的な弾き方だったりしますので、この機会に練習しておきましょうね~。
一般的な1段のコード譜(Cメロ譜)は、このようになっています。
ただし、コードは私が勝手に付けたものです。 というか、コードは誰でも勝手に付けていいのです。 合っているかどうかなんて、自分で判断するしかないのですから。 なるべく簡単になるように、トライアドコードのC、F、Gだけにしました。
これに、左手でコードを付けてみます。
いかがでしょうか? 上記のように、左手2分音符でのバッキングを付けただけでも結構楽しめるものです 私も、最初はこのようにして、いろいろな曲を弾いて遊んでいました。
ベースとして、ルート音(1度)を弾いてから、コードを弾くというのもあります。 ベースは、オクターブで弾いてもいいかもしれません。 なるべく、ペダルを使わずに、「ブンチャ、ブンチャ」って弾きます。
ノスタルジーを感じるのは、これが「ラグタイム」って言う古いタイプの弾き方だからです。 映画「スティング」のテーマ、たしか「エンターティナー」って曲だったでしょうか。 一度くらいは聞いたことがあるかもしれません。
ベースとして、ルート(1度)と5度を交互に弾く方法もあります。 この曲の場合は、なんかあわただしくなってしまいますが、1小節ずつコードが変わっていく曲などには1度、コード、5度、コードのように弾いた方がいいかもしれません。
コードを分散して(アルペジオで)弾くとバラードっぽくなります。 最初は、難しいかもしれませんが、慣れればどのコードでも簡単に弾けるようになります。
さてさて、次回はさらにパワーアップ!いよいよ私が最もオススメする弾き方を説明しちゃいましょう。