4.自分でなんとかしなくては

今回も、まとめる気一切なしで、始めようと思います。 今までの傾向からして、その方が、良い方向に行くような気がするのです。

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今まで何度も、「私はアドリブが下手だ」のようなことを書いています。 だったら、「なぜレッスンで、それを教わらなかったのか?」って思いませんか? 特に初心者の方ほど、そう思いますよね。 実は私も、「アドリブフレーズの作り方」を訊いたことがありました。

ジャズのCDとか聴いて耳コピするとか、メロディフェイクとか、コードを分散にするとか、スケールをつなげるとか、その他にもいくつか教えていただきました。 しかし、全ては教則本に載っていることなんです。 ということは、これ以外の方法は、この世の中には存在しないということです。

当然ですが、教則本をたくさん持っている私は、すべて知っていたり、既にやってることばかりでした。 こういうとき私は、「知ってます」とは、絶対に言いません。 これって、たぶん子供の頃の親のシツケなのかもしれません。 こういうとき、「知ってます」って言わないと気が済まない、いい歳した大人もいますよね。 でも、これを言っちゃうと、そこで終わりなんです。

だから、先生は「じゃ、ちょっとコード分散(コードの構成音だけ)でフレーズを作ってみますね」って、弾いてみせてくれるのです。 でも、こういうコトというか、こういうコトだからこそ、プロの凄さがわかるのです。 私が弾くと、いかにもコードの分散をパラパラと鳴らしているだけにしか聴こえません。 ところが、先生が弾くと、それなりのフレーズとして聴こえるのだから不思議です。 コードの構成音の数なんて、テンションを入れたとしても、そんなに多くはありません。 それなのに、この違いは、いったい何なのでしょう。

例えば、「冷蔵庫の残りものだけという限られた食材でも、プロの料理人にかかれば、それなりの料理になる」みたいなことでしょうか。 どんなことだろうと、上手な人は、多少の制約があっても、なんとかできてしまうのです。 かと言って、「冷蔵庫の残りものだけを使い続けていけば、プロの料理人になれる」ということにはならないと思うのです。

では、上手になるには、どうすればよいのか?ってことです。 私の場合は、「アドリブが上手に弾ける」ようになることなのですが、どうすればよいのでしょうか?

たぶん、最初の頃よりは、多少マシになっているのかもしれません。 しかし、あまりにも上達の速度が遅すぎるような気がします。 それは、「レッスンがどうの」ということではなく、私自身の練習方法に問題があるということです。 「間違っている」というほどではないにしても、絶対にもっと良い方法があるはずです。

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と、ここまで書き連ねてきましたが、この話はこの場所ではないことにも気が付いてしまいました。 しかも、かなり長くなりそうなので、この続きは、また別の機会と場所で致します。

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